地域あっての郵便局≠実践

宮古郵便局長に就任した

米村 幸雄(よねむら ゆきお)さん (57歳)

 慶良間諸島・阿嘉島の出身で、島という地域における郵便局の重要性を身に染みて知っている。七月十五日付で宮古郵便局長に就任した。「郵便局員はまず地理を覚えないと始まらない。就任して隅々まで回ってきた。一方通行もだいたい頭に入っている」と意気揚々。
 「地域あっての郵便局」が持論だ。「例えばあいさつ一つをとっても、元気よく。配達時にも声を掛ける、といった当たり前のことが大事。お客さまが気軽に利用できるようにしたい」。職員と対話しながら、地域住民が利用しやすい局づくりに全力を注ぐ。
 その一環として早速、「局長直行便」という意見箱を設置した。前任の具志川郵便局長時代に始め、利用者から多くの反応があった。「対応できることは即、対応していく」と話す。
 全国二万四千七百局のネットワークを利用し、「マンゴーなど宮古の特産品のPRにもお手伝いできれば」とも。ここにも「地域あっての郵便局」という考え方が反映されている。
 大の釣り好き。釣り場の多い宮古への赴任で腕が鳴る。休日の釣りで、年中色黒なのがトレードマーク。

 米村 幸雄(よねむら・ゆきお) 1948(昭和23)年6月22日生まれ。座間味村阿嘉出身。那覇高校卒。70年、郵便局採用。93年、沖縄美里郵便局副局長。95年、八重山郵便局郵便課長。98年、那覇中央郵便局法人郵便営業課長。2000年、那覇東郵便局第一集配営業課。01年、沖縄郵政管理事務所郵便営業課課長補佐。03年、具志川郵便局長。05年7月15日付で宮古郵便局長。妻・秀子さんとの間に2男1女。

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