99.9－刑事専門弁護士－は、毎週日曜日21：00からTBSで放送されている法廷ドラマです。

出演者

深山大翔

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刑事事件だけを専門に弁護を行う変わり者弁護士です。

曲者ぞろいのメンバーの中である意味一番の曲者と言っていいかもしれません。

 
 

佐田篤弘

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立花彩乃

 
 

 

 

 

 

 

 

 

深山とコンビを組むプロレス女子な弁護士立花彩乃を演じるのは、榮倉奈々さんです。

刑事事件専門部署の立ち上げと同時に移動となった立花は、変人弁護士深山に振り回されることになります。

その他

深山と敵対するであろう検事としては、大友修一検事正に奥田瑛二さん、検事に青木崇高さん、深山達弁護士を支えるパラリーガルには、深山と長年のコンビを組む明石達也に片桐仁さん、藤野宏樹にマギーさん、戸川奈津子に渡辺真起子さんなど一癖も二癖もあるキャラクターが配されています。

ストーリー

日本における刑事裁判は、起訴されると99.9％有罪が確定するそうです。
このドラマは、その0.1％の無罪をどうやって勝ち取るかを描いています。

その中心人物が独特な推理力を持つ深山です。
深山は、熱血弁護士ではなく事件の「事実」だけを追っていきます。
その中で矛盾する事実があれば上司の佐田の指示に従わず、どんどんと調査を行います。
その行動に振り回されるのが立花と明石です。
事件の再現のために酒を飲まされ、走らされ、聞き込みに行かされと多難な役どころです。
しかし、立花はそんな深山の姿勢に少しづつ共感し、自分自身も成長していきます。

深山は、幾つか謎の「クセ」があり、依頼者の生い立ちから事件までの流れをしつこく聞きます。この際、方耳に手を当てて話を聞くクセがあり、ヒントらしき物を見つけた際は、集中する為か、両耳に指を突っ込み考え事をします。
また、事件の謎を解く際は、居候している小料理屋「いとこんち」にて料理をしながら考えを纏めます。
そして、謎が解けると寒いギャグを言います。

序盤では、圧倒的に不利に思えた事件も深山の推理力、立花の行動力、そして、佐田の情報収集能力などが相まって最後には逆転していきます。

見どころ

このドラマの見どころは、事件の謎ときもありますが、出演者たちの掛け合いもまた見どころです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

変わり者の深山と離れる事の出来ない明石。
深山に色々と厄介事をお願いされながらも何故か引き受けてしまうのですが、長年コンビを組んでいた2人だからの信頼関係が見られます。

深山の奇行に翻弄されながらもその実力を求める立花。
明石と同じく厄介事をお願いされるのですが、呆れながらも少しづつ変わってゆく立花と淡々と事実に邁進する深山との対比がとてもバランスがよく感じます。

水と油だけど何故か協力し合う上司と部下。
元検事だからなのか、金にならないのか刑事弁護を嫌う佐田ですが、持ち込まれる事件にお金の匂いを嗅ぎ分ける特殊な嗅覚があります。
上司の説得のためには、佐田の自宅へ乗り込み奥様（映美くららさん）と談笑までする深山。
決して相いれない2人ですが、タッグを組むと何故か最強のコンビとなります。

変わり者で、人の意見を聞かない深山ですが、何故かみんなに愛されるのです。
ドラマ序盤で深山と検事正大友との因縁ありそうな関係と、深山の父と斑目所長の関係など今後の進展に影響する設定がまだまだありそうです。

感想

今期のドラマでは、個人的に一番面白いと思っています。
良くもこれだけクセのあるキャラクターを集めたと思えるのですが、ドラマとしては、誰一人かけても面白みが半減するのではと思える配役となっています。

近いドラマでは、フジテレビの「HERO」がありますが、あちらは、どうやって有罪にするか、こちらは、どうやって無罪にするかと言う違いはありますが、癖のあるメンバーが沢山出ている点は近い物を感じます。

今後の展開としては、大友検事正との戦いと斑目所長との意外な関係が分かってくるのではないかと思っています。