競馬ビジネス転換期! |
2013年02月06日
本日のパートナーはノンフィクション作家でJRA賞馬事文化賞受賞作家でもある島田明宏さん。
競馬ビジネスの裏事情についていろいろ教えていただきました。
島田さんはかつて放送作家として
ニッポン放送の朝の番組を担当。
当時を懐かしく振り返りつつ、そのころからの長い付き合いという武豊騎手について語ってくださいました。
武豊騎手は実は人の名前を覚えたり、昔のレースの展開や走破タイムをきっちり覚えていて、
とにかくアタマがいいんだそうです。
また、先日通算3500勝を達成し、彼が騎乗した馬たちが獲得した賞金総額はなんと708億円。
これはおそらく「ギネス記録」だそうで、
誰かギネスに申請してくれないかって冗談を言ってるんだとか。
しかし、そんな武騎手も2010年に大ケガをしてから成績がいまひとつな状況。
周囲の雑音をよそに、「できれば還暦まで馬に乗りたい」と競馬への情熱は少しも冷めていないそうです。
そんな競馬の世界も今は不景気の真っ只中。
騎手や調教師のほか、牧場や競馬場、馬の運搬や競馬新聞の記者など
数え切れないほど大勢の人たちが働く競馬業界。
ファン離れや馬券の売り上げの伸び悩みなど深刻な状況が続いているんだとか。
島田さんは、競馬ビジネスを盛り上げるためには、競馬場の女性入場料をタダにするなど
改革が必要で、「女装した男だってタダにしていいんだ!」と大胆な提案。
また、東日本大震災で被害にあった福島の被災馬を救う活動や
相馬野馬追いにも力を入れている島田さんは、
引退した競走馬の受け皿作りにも、もっと力を入れるべきだと
熱く語ってくださいました。
最後に、競馬を始めるなら、
あまり難しく考えずに、とりあえず競馬場へ行って、
好きな馬を1頭見つけること。
そして、その馬をずっと応援し続けていくと、競馬の楽しさが広がるとアドバイス。
さらに、牧場に出かけると競馬場とはまた違った馬の魅力に出会えると
教えて下さいました。
みなさん、ぜひお試しを!