7月31日(金)トマト

「赤茄子や響きあうもの集まりて」

これはトマト赤茄子、花の名は、英名のtomatoからで、ホオズキの果実を指すメキシコ先住民(アステカ人)のナワトル語tomatl(膨らんだ果実)に由来しています。トマトは果実の色によって、甘味に富む桃色トマト、酸味が強い赤色トマト、黄色トマトの3つに大別され、果実の大きさによって、大玉トマト、ミニトマト、中玉トマトに分類されます。江戸初期に渡来しましたが、青臭く真っ赤な色が敬遠され、食用として利用されるようになったのは明治以降で、今では糖度が高く甘いフルーツトマトもあります。花言葉は会えたことに感謝しようです。撮影:北九州市総合農事センターIMG_8104

7月30日(木)フクシア

「夏の夜や哀歌の響灯り消す」

これはフクシア(釣浮草)、属名のフクシアは、「ドイツの植物学者3人の父」のひとりでもある「L.Fuchs(レオンハルト・フックス)」の名にちなみます。英名は「Fuchsia(フクシア、ヒューシアとも)」です。または、おしゃれなイヤリングのような花の形から『Lady’s eardrops「レディス・イアードロップ」(貴婦人のイヤリング)』です。和名は釣のウキに似ていることから「ツリウキソウ(釣浮草)」とも言います。またツボミが瓢箪に似ていることから「ヒョウタンソウ(瓢箪草)」で、「ホクシャ、またはホクシア」とも呼ばれています。花言葉は、激しい心・信頼した愛です。撮影:下関市園芸センターIMG_8011

7月29日(水)センニチコウ

「千日紅生を繋ぎし朝日かな」

これはセンニチコウ千日紅、花名の千日紅(センニチコウ)は、百日咲き続けるといわれる百日紅(サルスベリ)よりも、この植物の花期が長いとされることに由来します。もともと乾燥にも強いセンニチコウはドライフラワーにも最適です。花茎を長く切り取って束ね、風通しのよい日陰で逆さにつるしておくと、簡単にドライフラワーにできます。花言葉は永遠の愛・永遠の命・色あせぬ愛・不朽です。撮影:北九州市総合農事センターIMG_8131

7月28日(火)ホテイソウ

「膨らみて水路を覆う布袋草」

これはホテイソウ布袋草、夏から秋にかけて、緑の葉のつけ根(葉柄)部分が空気をふくんで水面に浮かび、細い根を水中にただよわせて、葉の間から高く伸びた花茎の先に、淡い紫色の6弁花が次々と咲きます。花の名は、ふくらんだ葉柄を七福神の布袋様のほてい腹に見立てて名づけられました。英名のウォーターヒヤシンスは、水面に浮かぶ薄紫色の花がヒヤシンスに似ていることから呼ばれています。花言葉は、好意・恋の愉しみ・揺れる心・恋の悲しみです。撮影:下関市園芸センターIMG_8050

7月27日(月)ソンブレン

「下関夜明け一番孫文蓮」

これはソンブレン孫文蓮、大正7年(1918)に日本 に亡命していた中国革命の父と言われる孫文が革命援助のお礼として、長府在住の田中隆氏に4粒の蓮の実を贈りました。その後、昭和35年に田中氏の四男隆盛氏によりハス博士大賀一郎氏に発芽育成が依頼され、昭和37年東京大学農学部付属緑地実験所において4粒のうち1粒が発芽し、「孫文蓮」と名づけられ平成6年に長府庭園へと分根されました。花言葉は、清らかな心・神聖・雄弁です。撮影:下関市長府庭園IMG_8083

7月26日(日)ヒマワリ

「向日葵や輝く空に一人っきり」

これはヒマワリ向日葵、属名の「ヘリアンサス(Helianthus)」は、ギリシア語の「helios(太陽)」と「anthos(花)」にちなんでいます。属名にかぎらず、和名の「ヒマワリ」は太陽を追いかけて回ると思われていたことから「日回り、向日葵」とされ、また別名である「ニチリンソウ(日輪草)」や「ヒグルマ(日車)」も太陽の動きに合わせる花の意味からきています。江戸時代には漢名である「コウジツキ(向日葵)」や、「ジョウギク(丈菊)、ゲイヨウカ(迎陽花)」などとも呼ばれていたそうです。花言葉は、あなたを見つめる・光輝・敬慕です。撮影:下関市園芸センターIMG_7990

7月25日(土)ブーゲンビリア

「梅雨の明まだかまだかと天気欄」

これはブーゲンビリア、アフリカ原産のつる性常緑低木で、南米に10種ほど分布しています。南国を思わせ、ひときわ明るく華やかな熱帯花木の代表格です。互生する葉は卵形または楕円形で、枝には鋭いトゲがあり、先のとがった葉の先端に3枚の苞を付けます。花に見える部分は葉が変化したろう紙のような質感のかさかさした苞で、本当の花は苞の内側にある、淡紅や黄色の小さく見える突起した部分です。花の名は、18世紀にブラジルでこの花を発見したフランスの航海家Louis Antoine de Bougainvilleにちなんで名づけられました。花言葉は、あなたは魅力に満ちているです。撮影:北九州市小倉北区IMG_7240

7月24日(金)サンタンカ

「エアコンを修理の車大暑かな」

これはサンタンカ山丹花、枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、赤い小さな花をたくさんつける。 花冠は皿形で、先が4つに裂ける。 多くの園芸品種があり、白、黄色、紅色、淡紅色、橙色などのものがある。沖縄では三段花(サンダンカ)とする場合もある。 属名の Ixora はサンスクリット語の「Iswara(シバ神)」からきている。 種小名の chinensis は「中国の」という意味である。花言葉は、神様の贈り物・喜びです。撮影:北九州市小倉南区IMG_7764

7月23日(木)アメリカンブルー

「夏料理お子様ランチ出されたる」

これはアメリカンブルー、中央アメリカ原産の非耐寒性常緑多年草で、アメリカ合衆国のモンタナ、アリゾナ、サウス、ダコタ、テキサスまで100種ほど分布しています。日本には1980年代に入ってきた比較的新しい花です。開花期間が長いのが特徴で、花数は少ないですが春から秋までつぎつぎと可憐な花を咲かせ続けます。高温乾燥に強く、茎が横に広がりこんもりと垂れ下がって咲くので窓辺のテラスを飾ったり、ハンギングバスケットにしたり、コンテナガーデンの縁取りやベースカラーにしてもよく似合います。花言葉は少年の潔き心・あふれる思いです。撮影:北九州市小倉南区IMG_7781

7月22日(水)ツルハナナス

「日盛りや森の囲みで息を吐く」

これはツルハナナス蔓花茄子。茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紫色の花をつける。 花冠は5つに深く切れ込み、横に平らに開く。 咲き始めは紫色だが、時間が経つと白くなる。ツルハナナス(Solanum jasminoides)は、ヤマホロシ(山保呂之)とも呼ばれていますが、日本の山地に自生する近縁種のヤマホロシ(Solanum japonense)とは別の花です。属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。 花言葉は大きな恵み・微笑み・真実です。撮影:北九州市小倉北区)IMG_7224

7月21日(火)トマト

「かぶりつく冷水トマト味甘し」

これはトマト、初夏から晩夏に、毛が密生した茎の羽状の葉のわきに花柄を細く伸びし、黄色い花弁を反り返らせた花が房状に咲き、結実すると緑の実が大きくなって赤や黄色に熟して甘酸っぱい味がします。トマトは、ヨーロッパでは昔から「トマトのある家に胃腸病なし」「トマトが赤くなると医者が青くなる」などのことわざがあります。赤色の天然色素リコピンはカロテノイドの一種でトマトに多く含まれ、強力な抗酸化作用を持つことから、血流の改善や生活習慣病の予防効果などが期待されています。花言葉は完成美・感謝です。撮影:北九州市小倉南区IMG_7799

7月20日(月)ナスノハナ

「帰省して妣の笑顔や茄子の花」

これはナスの花、夏がくると、小さな紫の花びらと、黄色の雄しべが可愛い星型の花を咲かせるナス。濃紺紫の実とのコントラストといい、数ある野菜の花の中でも、カラーコーディネートのセンスは抜群といってよいでしょう。ナスは、ナス科、ナス属の多年草。インド東部が原産で、日本に伝えられたのは奈良時代ということです。以来、日本の風土や文化に溶け込んで、全国各地で様々な品種が生まれました。京都の加茂茄子、東北の小茄子、九州の長茄子など、色々な名産のナスがあります。花言葉は希望・真実です。撮影:北九州市小倉南区IMG_7819

7月19日(日)ハイビスカス

「カテーテル検査終了ハイビスカス」

これはハイビスカス、南国をイメージさせる夏の代表的な熱帯花木で、ハワイの州花としても有名で、またスーダン、ハイチ、マレーシアの国花でもあります。ハワイでは、パートナーを探しているときはこの花を右耳に飾り、パートナーがいる人は左耳に飾るのが原則だそうです。属名の「ヒビスクス(Hibiscus)」は、エジプトの神「Hibis(ヒビス)」とギリシア語の「Isko(似る)」からとされます。現在栽培されている種類の中心となった親木は、中国原産の「ブッソウゲ(仏桑花、仏桑華とも)」で、日本ではこの名前で親しまれています。花言葉は常に新しい美です。撮影:北九州市小倉南区IMG_7778

7月18日(土)アガパンサス

「病院でなんちゃないよと太鼓が響く」

これはアガパンサス、南アフリカ南東部原産の根茎を持つ多年草で、日本には明治の中頃に渡来しました。アガパンサスの種類は約20種あり、300種以上の園芸品種があります。地中に7~9㎝の柔らかい地下茎をもち、根元から剣のような形の茎が伸び、直立した花茎の先には薄青紫の小花が球形となり花が開きます。そして秋には三角柱の袋のような果実が実ります。剣のような形でつやのある濃緑の葉を持ち、草丈は40~50cmほどの小形のものから1mを超えるものまであります。花言葉は知的な装いです。撮影:北九州市小倉駅前IMG_7210

7月17日(金)ガウラ

「11号やったぜ今日は夏休み」

これはガウラ白蝶草、アメリカのルイジアナ州からテキサス州原産の耐寒性の多年草で、日本には明治時代に輸入されました。初夏から秋にかけて1mから2mにもなる長い花茎の先に、赤みを帯びた純白の形のよい可憐な花を下から上へと次々に咲かせます。属名の「ガウラ」はギリシャ語で、「gauros(堂々たる、華麗な)」の意のとおり、花の美しさに由来します。和名は「ハクチョウソウ(白蝶草、または白鳥草)」で、名前のとおり風に吹かれて揺れる様は白い蝶が優雅に群れ飛んでいるように見えます。花言葉は負けずぎらい・清楚です。撮影:北九州市小倉北区森林公園IMG_7874

7月16日(木)コウショッキ

「原色に我は動けず紅蜀葵」

これはコウショッキ紅蜀葵、花径が20センチほどもある深紅色ないし桃色の大形5弁花を横向きにつける。 花は一日花である。 雌しべと雄しべは途中まで合着して柱状となり、長く突き出す。 雌しべの柱頭は5つに分かれ、その下に雄しべが群がっている。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。モミジアオイ [紅葉葵]の別名もある。花言葉は温和・穏やかさです。撮影:北九州市小倉北区IMG_7885

7月15日(水)サルスベリ

「百日紅白から青に空を変え」

これはサルスベリ百日紅、漢字では「猿滑り」とも書く。 和名の由来は、樹皮が剥げやすく幹がツルツルしているので「猿も滑る」というところからきている。 別名を百日紅(ヒャクジツコウ)というが、これは花期の長さからつけられた名である。 俳句の季語は夏である。 属名の Lagerstroemia はスウェーデンの生物学者「Lagerstroumさん」の名からきている。 種小名の indica は「インドの」という意味である。花言葉は、雄弁・神秘な心です。撮影:北九州市小倉北区IMG_7745

7月14日(火)アサザノハナ

「福智池これだ浅沙の花ぽつり」

これはアサザ浅沙の花、縁が糸状に裂けてフリルのようになった黄色い花を花茎の先につける。 花びらは5枚あるが、花の根元はつながっており、合弁花である。 一日花で午前中に開き、夕方には閉じる。漢字では「阿佐佐」とも書く。 環境省のレッドリスト(2007)では、準絶滅危惧(NT)に登録されている。 若葉は食用になり、ハナジュンサイの別名がある。 俳句の季語は夏である。花言葉は、しとやかな・平静・信頼です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_6673

7月13日(月)アメリカハマユウ

「山笠でバスが観光バスになり」

これはアメリカハマユウ浜木綿、名の由来は、花が木綿(ゆう)のように白く垂れることからきている。 木綿(ゆう)というのは、神事のとき榊につけ垂れ下げたもののことである。 別名を浜万年青(ハマオモト)という。 これは、葉が厚く万年青(オモト)に似ているところからきている。 宮崎県の県花に指定されている。 俳句の季語は夏である。属名の Crinum はギリシャ語の「crinon(ユリ)」からきている。花の姿がユリによく似ていることから名づけられた。花言葉は、どこか遠くへ・あなたを信じます。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_7388

7月12日(日)ユリ

「二日酔い氷菓一皿軌跡零」

これはユリのスターファイター、ゆりの甘い香りは副交感神経に作用して、新陳代謝を高め人体のホルモン分泌を促し、糖尿病・肥満等に効果があると言われています。色とりどりの花は心や身体のバランスを整えてくれるセラピー効果があります。白いゆりは神経の安定効果、赤や黄色のゆりは気分を明るくしてくれます。葉の緑は目の疲れを緩和し、安らぎを与えてくれる効果があります。花言葉は華麗・快活です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_7583