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一人一人の子どもが生き生きと学び、育つための特別支援教育

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平成28年度 研究大会の様子program

午前の部 講演『幸せに生きる力を育む~支援から「共生」へ、障害から「生涯」へ~』 

一日の生活イメージ

 北斗市や函館市の先生方をはじめ、渡島管内の知内町や福島町・黒松内・八雲町・森町など多くの地域から参加者にお集まりいただき、大変盛況な研究大会となりました。特別支援学級の先生方のみならず、通常級の先生方、コーディネーター、学習支援員の方々、管理職の先生方、相談支援専門員の方と様々な職種の方にお越しいただけました。
 講演では、学校力や組織力を基盤としたチーム学校として共通理解を図り、歩調をそろえて同じベクトルに向かおうとする特別支援教育体制の構築の重要性を実感として感じさせていただきました。形式的な、教師側に立った合理的配慮ではなく、子どもの側に立ったなぜという理由付け、なんのためにという目的意識や見通し、支援の意味や意義の共有化などの重要性を学ぶことができました。。
 たくさんの実践例や体験に基づいた、先手で攻めの具体的な指導・支援の在り方や合理的配慮の方策など、すぐに明日からの実践に役立てることができるものがばかりでした。

安部先生、講演ありがとうございました。


午後の部 シンポジウム「特別な支援を必要とする子への実践的な支援」

一日の生活イメージ  コーディネーターには名寄市立大学の瀬戸口教授を、シンポジストには午前中に引き続き筑波大学附属大塚特別支援学校の安部先生、北海道教育委員会の北嶋主査、北海道教育大学の北村先教授をお招きしてシンポジウムを開催いたしました。
 貴重な事例をもとに、活発な論議がなされました。生涯の教育という長いスパンを見越したうえで、子どもたちの「幸せ」という感覚をはぐくんでいく包括的な指導・支援のあり方を学ばさせていただきました。
 事例を通して、どのように子どもを見取り、指導・支援にどう生かしていくのかを具体的にお聞きすることができました。

 瀬戸口先生、
 安部先生、
 北嶋先生、
 北村先生、シンポジウムへのご参加ありがとうございました。












参加者アンケートより(一部抜粋)

体験学習イメージ発達障がいについて、一つひとつ詳しく説明して頂き、対応策がわかりました。また、なぜそのつまづきが起こるのかわかり、子ども理解につながりました。ロールプレイがあり、実際に自分が体験することで、どのような状態なのかがわかり良かったです。
幼稚園 教諭

講演の中のキーワードの2つ、未病と自尊感情が、シンポジウムの架空2事例においても重要であること改めて実感しました。機関内、機関外連携が結果的にうまくいっていたならば、架空2事例は真のイミで架空たりえたかもしれません。肝に銘じます。研鑽の場を与えていただき有難うございました。
小学校 教諭

体験学習イメージ
特別支援に限らず、学校での教育活動のすべてに通じるお話を頂けたと感謝しています。個々人や単一の事象への対応はもちろん大切ですが、マクロな視点で学校をどのようにしていくべきか、ということが大切であり、今すぐ一つ一つに取り組んでいく必要性を強く感じました。素敵なお話をありがとうございました。
中学校 教諭

安部先生のご講演では、子ども達の困り感に対し、“なぜできない”ではなく“どうやったらできるか”という視点での具体的な案を学ぶことができ、大変勉強になりました。たくさんのお子さん達と誠実に向き合われてきたご経験をお話される安部先生はとても温かく、大きく感じました。ぜひまた講演や実践を拝聴したいです。シンポジウムでは、認知的な切り口の瀬戸口先生、ご経験に基づく実践的な安部先生、家庭や成育歴に目を向けられた北嶋先生、WISCデータに基づく分析の北村先生…多面的に子どもの実態を探る様子を生で見られ、とても勉強になりました。
養護教諭

実際に担当したお子さんのお話等、イメージしやすく、具体的な支援や課題が分かりやすく、ためになりました。あくまでも子どもの側に立ったものの見方には共感でき、明日からの支援に生かしていけるものと思いました。
特別支援学校 教諭




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渡島特別支援教育研究会

totokukenn@gmail.com