カワセミ(翡翠)
【体長:17cm、渡り区分:留鳥、鳥撮りランク:☆☆☆】
※ カワセミ科
- 青色・緑色の美しい羽が宝石のようです。写真でもわかりますが、光の具合により青く見えたり緑に見えたりします。
- 漢字では翡翠と書きますが、宝石のヒスイはカワセミのような石のことです(ヒスイのような鳥ではありません、カワセミが先です)。
- クチバシが長く、胸から腹にかけて橙色で、顔の横や下に白いヒゲのような羽があり、すべて魅力的です。
- オスのクチバシは上も下も黒ですが、メスは下が赤です。
魅力的なカワセミ
- 私の鳥撮りは、カワセミとの出会いからです。多摩川沿いに住んでいたとき、望遠レンズで撮ったカワセミの美しさに魅かれ、観察していると興味深い行動もいっぱい発見しました。
- 導入編は、川に勢いよくダイブして魚を捕るところ(下の連続写真)、捕った魚を石にペシペシ叩きつけて弱らせてから飲み込むところ(下の動画)です。
- オスとメスの恋の駆け引き、ユニークな巣作り(崖に穴をあける)、子供の教育(下の動画)など、面白いこといっぱいです(順次追加していきます)。
カワセミの補足説明
- カワセミは留鳥です。渡りをしないで、1年中同じところにいます。
- カワセミは魚やエビなどの水中生物だけを食べます。(長雨で川の中が見えないことが続いたときどうするのだろうか?と気になります)
- 岸や川の上に出た枝などにとまって、魚を探しますが、たまにホバリングして上空から狙います。
- 繁殖期になると、オスが魚を捕ってメスにプレゼントする「求愛給餌」の儀式もあります(下の写真)。
カワセミ、魚をゲット
カワセミ、魚をゲット
- 魚を捕ってきたら、まず、魚をペシッ、ペシッと岩や木に叩きつけます。
- 魚を弱らせることと骨を砕いて飲み込みやすくするためのようです。
- 飲み込むときは、エアラやヒレがひっからないよう頭から飲み込みます。
カワセミのメスにズーム(カワセミラ!)
カワセミのオスにズーム
子供の教育
子供の教育
- 子供を育て、一人前(一鳥前)になって独り立ちするまで教育するのは大変なことです。
- この動画の子供は、独り立ち前(人間なら中学生か高校生くらい)。お父さんにエサをねだります。
- お父さんは、「もう自分で捕りなさい」と無視しています。
- 子供は、魚を狙うフリ、魚を捕る練習をするフリをするだけで、ホンキになっていません。ねだるだけです。
- そこで根負けするのは、親の方です。仕方なくお父さんが魚を捕ってきます。
- お父さんもそう簡単には魚を与えません。子供が魚を正しく強くくわえるまで渡しません。