極彩色の湖ツアー3 ~エメラルド~
湖ツアー最終日の三日目。
既に、私的にかなり満足度の高いこのツアー。
最後の最後に、引田天功もびっくりの、壮大な大自然のイリュージョンに遭遇してしまったのです!
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この日は早朝4時起き5時出発!
間欠泉から日の出を拝むらしい。
寒さでよく眠れず、寝足りない体を無理矢理起こして朝の身支度。
朝食を取って、荷物をパッキングして。
まだ真っ暗な中ドライバーのvalentineを待つも、うちの号車は一向に準備が始まらない。
他の車は次々と出発しているのに、
なんなのこの無駄な待機時間は~~~!
valentineーーー!!!!
結局3、40分経って、
ようやくドライバーのvalentineが現れて荷物を四駆の上に積み始め、
準備が整い、出発したのは既に6時。
これじゃ早起きした意味ないじゃん!
ってか、完全に朝日に間に合わないよーーーー!!!泣
案の定。
車の窓から、神々しいほどの美しい日の出をうらめしく眺める羽目に。
あ~あ。
やっぱり間に合わなかった。
他の車はみーんな定時に出発したのに。
しかも!
valentine、あろうことか道を間違える!!!
信じられない。
いつもこのツアーに来ているんでしょ?
慣れた道なんでしょ!?
間違ったスポットに辿り着いてしまい、そこの人に間欠泉の道を尋ね軌道修正。
目的地に着いた頃には、すっかり日が上り明るくなってしまっていたのでした。
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ここから朝焼け、見たかったな。
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次に向かう場所は、今日の行き先でとても楽しみにしていたうちのひとつ。
なんとこのツアー、
温泉が行程に組み込まれているのです!
ほかほか湯気が立っている♪
凍えてしまいそうになるほど冷え込んだ朝、
これはまさに極上の温泉タイム!
いそいそと水着に着替え、
まずは、温度を確かめるように、そーっと足をお湯に浸けてみます。
かじかむ足の指先がじんわりと麻痺し、徐々に心地よいぬくもりを感じて、
それからゆっくりと体を沈める。
肩までお湯に浸してから顔をパシャパシャと洗い。
あ~至福。
旅に出るとバスタブに浸かるなんて機会はほぼ無いから、納豆と同じくらい日本のお風呂が恋しくなっちゃうのです。
宿の短いシャワーじゃ絶対に汚れも疲れも取れてないもん。
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ゆっくりまった〜り温泉を堪能してから、
移動の時間が来たのでお湯から上がり、洋服に着替えます。
外に出たら突き刺す寒さが身に染みるかと思ったけれど、
体の芯からほっこり温まっているのが分かる。
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車に乗り込み次に目指すは、
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チリとボリビアの国境!
ここで、AlenaとMikeとはお別れ。
彼らはチリの北部、サン・ペドロ・デ・アタカマへ抜けていくのです。
私が参加しているこのツアー、チリのアタカマからボリビアのウユニへ抜ける逆ルートもあって、
むしろそちらの方がメジャーかも。
移動も兼ねた効率の良いツアー。
私みたいにウユニ発着でツアーに参加する人の方が少数派かもしれません。
実はここでもプチハプニング。
彼らが乗るはずだったアタカマ行きのバスが既に出発してしまっていたのです!
なんとか他のミニバンに空きを見つけその席に送り込む事ができたのですが。
朝の出発が遅れたからこんな事態になったんじゃないの〜?
なんとか事なきを得て、
二人とさよならのハグをし、ここからはチリ人三人組Yoyo、Nigo、Johnと私だけ。
あれ?て事は、
となると、
AlenaとMikeはこのツアーのハイライトのひとつを見ないまま、ツアーが終わっちゃうって事だよね?
ん〜?
同じツアー代払っているのに、それってちょっとひどくない?
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チリの国境から折り返し再び向かったのは、
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朝訪れたさっきの温泉!!!
え!?
なんでまたここに?
またまた温泉に浸かる仲良しチリ人三人組。
ビール片手に楽しそう♪
て、なんか朝の出だしからそうだけど、
色々と段取りおかしくない!?
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ここで本日のランチタイム。
valentineがまたまた四駆の後ろを開けてお昼の準備。
あら?ツアー最後の食事はベジタリアンメニュー!?
目の前に並べられたのは、キュウリ、トマト、コーン、ツナ、
以上。
せめて、
せめて炭水化物はないの!?
これらの具材をパンに挟んでサンドイッチにするとかさ。
「valentine、パンはないの?」
と聞いてみると、
ハッ!
忘れてた!!!
と言わんばかりに慌てて鍋を取り出した。
中にはちゃーんとご飯が入っておりました。
おーい、
しっかりしてよ~valentine!
(彼への信頼を失いかけている私。)
この日のランチ。
ご飯抜きを想像すると、あまりにも質素すぎますよね?w
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結局最初に来た時と同じくらいの時間をこの温泉で費やし、
再び移動。
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次に訪れたのは、
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これまた美しい湖!
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色とりどりのの藻が水面に張って、まるで油絵のような景色。
このツアーで訪れた数々の湖で同じ風景は一つもなく、
それぞれが個性豊かな表情を見せてくれる。
このツアーのポテンシャル、半端ない!!!
(担当ドライバー以外はね★笑)
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そしてそして、
このツアーのクライマックス。
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最後に訪れたのは、
絵の具を溶かしたような緑色の湖面が見られるという、
ラグーナ・ベルデ!
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と、
ん?
あれれ?
ちょっと拍子抜けかも。
写真で見ていたのとは全然違う。
だって、水が緑じゃない。
もっと、湖全体が、
目の覚めるようなクリアなグリーンだったはず。
これはこれで綺麗なのですが、
想像とはだいぶ違ってちょっぴり肩すかしを食らわされたのも事実。
ん~。
こんなもんなのかなぁ!?
と、湖を眺めたり周囲をお散歩していると、
目の前で、
信じられない、摩訶不思議な現象が起こったのです!
なんだか、
緑の部分が、少しずつ大きくなってきていない?
背景の山を写して茶色だった部分にみるみるグリーンが流れ込んで来て、
あっという間に色が広がり、
最終的には、
完全なグリーンの湖へと姿を変えてしまったのです!
この不思議なイリュージョンはものの10分間くらいの出来事で。
タイムラプス撮影していたらかなり素敵な動画が撮れていたと思う。
宝石のように輝く、
エメラルドグリーンの水をたたえるラグーナ・ベルデ。
まさしく、このツアーラストにふさわしい湖を見せてくれました!
やっぱり、チリへ抜けてしまったAlenaとMikeがこの景色を見られなかったなんて可哀想。
思うに、朝早く間欠泉を見終えた後、温泉ではなくこの湖に向かうのが正しいルートだったんじゃないの!?
だって、ラグーナ・ベルデはツアーハイライトの一つだもん。
ん~真相は分からないけれど、
ウユニからこのツアーに参加する方は、アタカマ抜けよりもウユニ戻りで組んだ方がいいかもしれません。
ラグーナ・ベルデを見逃すことになるなんてもったいない!
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三日間のツアーはあっという間に終わり、
これからウユニの街まで、長い長い帰路につきます。
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湖を通り抜け、
草原を通り抜け、
キヌア畑のピンクの絨毯を駆け抜けて、
サンクリストバルの街を越え、
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夕方18時過ぎ、
ウユニの街へ戻ってきました。
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改めてツアーを振り返ると、
ウユニ塩湖だけではなく、
色鮮やかでバリエーション豊かな湖がこんなにもたくさん点在していた事に驚き、
その水辺を、フラミンゴがピンクの羽根を広げて舞う風景はまるで絵画のようで。
ボリビア南部に眠る美しい自然を、これでもかと味わい尽くした最高の三日間でした。
(valentine!ドライバーガイドの仕事、もう少しちゃんと頑張ってネ!笑)
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