日本の曳山祭

近畿 水口曳山祭
4月19・20日/滋賀県甲賀市水口町/水口神社

水口は古くから東海道の宿場町、水口藩の城下町として栄えた。当地の産土社として崇敬される水口神社は延喜式内の古社で、大水口宿禰命が祀られている。この水口神社の春の大祭、水口曳山祭は豪華な曳山と水口ばやしで知られる。祭礼に曳山が登場したのは享保20年(1735)といわれ、最盛期には30数基あったが、現在は16基が保存される。
19日は宵宮で各町の曳山蔵が開かれ、提灯を灯し 水口ばやしが囃される。20日の例大祭では、16基の曳山のうち毎年交替で5〜8基ほどが曳き出されて巡行、宮入。曳山の頂上には、趣向を凝らした人形の作り物が飾られる。
参考まで、平成31年取材時の進行を記す。19日は夕方、大池町曳山のみが宮入、21時前頃帰着。ほかの曳山は各蔵にて灯入れ、曳山蔵スタンプラリーを開催。20日は8時に水口歴史民俗資料館に展示の旅篭町曳山が曳き出される。9時から例大祭。9時半頃、曳山が弟殿(おとんど)に集まる。10時半、纏田楽(まといでんがく)と曳山が旅篭町、東町、天神町、柳町、田町・片町の順に宮入り。13時、古式祭(御霊入れ)。14時半頃、獅子、猿田彦、稚児、ほいのぼり(花笠鉾)、四神旗、子ども神輿2基、大神輿の行列が渡御。この間曳山前で水口ばやし奉納。17時半頃子ども神輿還御。18時半頃大神輿還御。19時過ぎ曳山、纏田楽が帰る。この「帰り山」は、遠くの打ち上げ花火を背景に、蝋燭の火を灯した曳山が帰路につく、儚くも美しい祭りの情景である。(2019年4月20日)




曳山

旅籠町
池田町
平町
はたごまち
いけだまち
ひらまち

天神町
作坂町
大池町
てんじんまち
つくりざかちょう
おいけまち

 
呉服町
河内町
松原町
ごふくまち
かわちまち
まつばらちょう

湯屋町
大原町
天王町
ゆやまち
おおはらまち
てんのうちょう

田町・片町
東町
柳町
たまち・かたまち
ひがしまち
やなぎまち

   
米屋町
こめやまち




関連サイト




地図



*地図上のポイントはおおよその位置です。
*開催日・内容は変更される場合があります。各市町村や主催者などにお問い合わせください。
*誤りや不適切な表現などございましたら、メールにてご指摘いただけると幸いです。




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