OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Ching Nakamura

中村 珍

29歳
漫画家/イラストレーター/ライター
東京都出身
レズビアン

#001 2015年3月撮影

「家族へのカミングアウトはどうでしたか?」
——って
悩んだことないから、どうって言われても。

「セクシャリティを親に拒絶されたこと」
——ですか?
べつに。ありません。普通されるんですか?

「中村さん、お正月は実家帰るの?」
「お父さんとお母さんはどんな仕事やってるの?」
「珍ちゃん一人っ子?」
さてさて、
これは全部、セクシャルマイノリティの活動に積極的な
人たちから(も)聞かれたことです。サラッと人懐こく。

考えてみてください。
何故、私に帰れる実家があると思うの?
何故、私が親の近況知ってると思うの?
保護者が替わっている可能性は?
親に捨てられた可能性は?
家族を亡くした可能性は?
セクシャリティを拒む人すら居ない可能性は?
そもそも親兄弟って何?戸籍?血縁?実態?

どうしてこれを聞けるの?

…そう!
自分と相手の『普通』が同じだと思い込んでて、
自分にはデリケートじゃないから、聞けるんです。

「恋人=異性が普通って思わないで!」とか
「性別が絶対だなんて思わないで!」とか
社会に訴えてる人たちが、
自分と関係ないマイノリティに対してはコレですよ(笑)

みんなそう。私もそう。
まぁいいじゃん。

悪気のない無理解と出くわしたら、
悪気のなさだけ重く受け止めたいですね。
悪気のある人以外、悪気なんかないんです。
これは、誰でもやっちゃう普通の無理解。

差別を許さないことと、
無理解を咎めないことは矛盾しません。

私たちはセクシャルマイノリティ同士である前に、
況んやマジョリティと呼ばれる人たちも、
違う人間です。

人生は途方もなく、
拒まれたり、受け入れられたりの繰り返しです。

無理解に絶望せず、理解を諦めず、人に根気よく、
気楽に生きたいです。
一つ二つの無理解を指して、誰かを裁くことなく。

———みたいな感じの考え方です!
29歳、自営業。戸建て住まいで車と菜園あります!
犬と子供好きな人、まずはメールください(^v^)
家事は一通りできます!ネコです。