スイバ

学名:Rumex acetosa L.
科名:タデ科スイバ属
用部:根茎
生薬名:酸模
用途:便秘、寄生性皮膚病

説明文:
日本各地に分布し、日当たりの良い野原や田んぼの畦道などに自生する雌雄異株の多年草。葉の根元は矢じり型で、上部の葉の基部は茎を抱き、よく似た植物のギシギシと見分けがつく。名前は茎や葉を噛むと酸っぱいことから「酸い葉」の意味である。薬用には根茎を用い生薬名を酸模(さんも)という。便秘に根茎を煎じて服用する。また、タムシなどの寄生性皮膚病に生の根茎を金属以外のおろし器ですり下ろして塗布する。シュウ酸やシュウ酸カリウムを含有するので、大量に摂取すると腎臓障害などを起こす恐れがある。

薬草の詩:
シンガポール航空のスチュワーデスさんの制服は濃紺のサラサ。体にピッタリフィットした容姿には目をひくものがありました。翌年インドネシアに旅した時、ガルーダ航空の制服はジャワサラサの赤茶色。その土地の文化は素晴らしいものです。
「土手のスカンポ、ジャワ更紗」。スイバの花が果実になるころ、ジャワサラサの色になるのです。                            (竜)

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