アサシンクリード ストーリーレビュー 【偽りの神官】後編
遡ること1年前のシワ。バエクと息子ケムは親子水入らずで狩りに来ていた。
ここでとうとう明かされるバエクとケムの過去。ケムは父のような立派なメジャイを志していた。バエクも自分の息子を信頼し、またかつてはファラオの守護者だったが今やエジプト全土を守らなければならなくなったメジャイのバエクにとって自分の息子は確かなよりどころであった。
しかし二人の幸福がいつまでも続くことはなかった。古き結社の者たちがシワの遺跡の謎を解き明かすため、村を乗っ取り民衆を抑圧した。ファラオに使えるバエクも当然狙われてしまい、二人の平和は引き裂かれた。
助けを呼ぶ声の先を見てみるとそこには、ケムの友人チェンジラが古き結社の兵士にとらえられていた。兵士はチェンジラを人質にしてバエクをおびき出そうとする。危険を感じたバエクはおびえるケムに急いで家に戻るよう促した。
兵士を追いかけていった先には、また似たような兵士たちが4~5人ほど待ち構えていた。どうやら最初からバエクをとらえる目的だったようで、一斉に襲い掛かってくる兵士たち。
※実はこの場面は負けイベントなので敵のHPが以上に高く設定されている。隊長格に至ってはほぼ無敵なので、無理して戦わず素直にやられてしまおう。
バエクは勇敢に戦い抜いたが、数の暴力に押し切られ、ついに倒されてしまう。
その夜、バエクは神の秘密が眠るシワの神殿の最深部へと護送される。そこには古き結社たちがそろい踏み、そしてケムの姿もあった。
ファラオと密接な繋がりがあるメジャイならこの封印の解き方を知っていると踏んだ結社たちはケ
ムを人質にとってバエクに封印の解き方を吐かせようとする・・・
息子をこんな目にあわせてしまったことに罪悪感を抱いたバエクに対して、ケムはこんな状況でも勇敢であった。見張りの懐からナイフをくすねることに成功したのだ、そしてそれを悟られないように素早くバエクに渡して、縄を切ろうとしたのだ。
まさに間一髪のタイミングで自由の身となったバエクはすぐさまナイフを手に取って、結社たちに必死の抵抗を試みる。縛られていると思い完全に油断しきっていた結社たちを1人倒し2人倒し、さらにナイフを相手の喉元に突き付けた。ところが・・・
:「ヘビ」は、それをお前の答えと受け取ったぞ・・・うおお!
:「ヘビ」は、それをお前の答えと受け取ったぞ・・・うおお!
:やめろ!やめ・・・ケム!・・・そんな・・・そん・・・な・・・・ああっ
「ヘビ」の喉元に迫っていたナイフは受け流され、その勢いで後ろにいたケムの左胸に刺さってしまう。バエクの悲痛の叫び声にも一切応じず、そして二度と起き上がることはなかった。
悲しみに暮れる暇も与えてもらえず用済みとなったバエクは勢いよく殴り飛ばされそのまま気を失う。そして二人とも遺跡の入り口に放置されてしまう。
ここでバエクの回想は終了。
:お前は自分の息子さえも守れなかったな!何者でもない、役立たずのバエクだ誰の父でもない。
ああ!だが・・・だがな!お前を殺すことはできた!あああ!!
激しい怒りと憎悪によって我を忘れたバエクは、トキの持っていたオーブを両手に持ってトキの頭めがけてひたすらに殴り続けとうとう顔面を破壊してしまう。そこにはかつての優しい父親の姿などどこにもなかった。
隠れしものに迎えられるがいい。ドゥアドの神が待ってるぞ・・・
そう言い残してバエクはこの場を去っていった・・・
今回はここまで!また次回!
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