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中国で活躍する日本人俳優・矢野浩二 人気の秘密
発信時間: 2010-01-31 | チャイナネット

 


――戦争を題材にしたドラマで多くの日本の軍人のイメージをつくってきたことで、日本国内の世論からのプレッシャーもあったようですが。

いろいろ取り沙汰されたことをまったく気にしていないわけではありません。ですが、過去の歴史には人それぞれの見解があると思っています。私の演じた役に反発する人の気持ちも、よく理解できますし、それも当然のことと思います。一人の役者として何よりも大切なことは、いかなる役でも「演じる」ということです。私は気持ちを集中させ、全力を尽くしてその役を演じるだけです。それ以外のことはあまり考えたくありません。ドラマの視聴者に認めてもらえることが価値のあることだと思っていますから。たくさんの人が私のことを応援してくれているので、私はそんな人々に感謝し、今後も一生懸命に演じ続けることで応えたいのです。

2000年から今までの8、9年間で、人の考え方もとても大きく変化しています。中国は「さまざまな可能性を秘めた国」です。中国で活動を続けるのは刺激もありますし、不可能を可能にするという文化的な希望のある国だと感じているからです。

そんな矢野浩二の姿に、中国の視聴者の注目が集まるようになる。特に若い女性たちを中心に、これまでの日本人軍人役とは一味違った人間味のある姿に、生身の役者の真摯な心を感じ、整った顔立ちの日本人俳優矢野のファンが増えた。監督や脚本家は彼を使いたいがために、戦争で悩み傷つく日本人役を次々に登場させるようになった。矢野の存在によって、中国の歴史ドラマにこれまでにない日本人像が登場するようになり、中国における「悪い日本軍人」のイメージが変化しつつある。しだいに矢野に、抗日ドラマ以外のオファーも来るようになった。

 

――現在は演技の幅もますます広がり、多彩な役を演じられています。東北地方のコメディードラマ『天天好生活』では、中国人の整形外科医を演じたとか。初めてのコメディー出演、中国人役ですね。

ええ。さまざまな異なる役を演じられることはとても嬉しいです。視聴者に別の矢野浩二を見てもらい、別の顔も知ってもらいたいからです。実際、日本の軍人を演じるときにも、さまざまな表現方法を試す努力をしています。初期の作品では私が演じた軍人は非常にステレオタイプで、そんな表現にうんざりし始めていました。2006年に『大刀』という作品に出演したとき、苦しくなったのです。このまま型通りに演じ続けていてはダメだ、変えてみるべきだと思いました。その後の作品では、ひたすら監督の要求通りに演じるのではなく、自分も意見を出し、演じる役にいかに人間らしさを感じさせることができるか、監督と話し合いながら進めるようになりました。

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