姓名：李連杰（ジェット・リー）

英名：Jet Li

生年月日：1963年4月26日

星座：牡牛座

国籍：中国

地域：中国大陸

身長：169cm

小学校二年生の夏休みに、学校で行われた武術練習クラスに参加した李連杰は、北京武術チームのコーチにその天賦の才を見出された。11歳にして、武術大会で初優勝してから、安定した収入を得るようになった彼は家計を助けるようになった。この後、彼は「中国武術実演訪問団」に入り、世界各地を股にかけ活躍し、更に全国中国武術大会で連続五年優勝を果たした。この記録は未だに誰にも破られていない。

1982年、チャン・イェン監督の抜擢により映画『少林寺』に出演。これにより17歳の李連杰は一気に名を馳せることになった。

1988年、李連杰はアメリカに移住し、俳優活動にも新たな発展を見せた。『ドラゴンファイト』、ツイ・ハーク監督の『ハード・ブラッド』に相次いで出演した。

1991年、香港へ戻った李連杰は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』に出演した。これは、彼の俳優人生の金字塔といえる作品となった。その後、彼はツイ・ハーク監督の数多くの武侠映画に出演し、香港と台湾に武侠映画ブームをもたらした。1997年、李連杰は仕事の中心をハリウッドへ移し、本格的に国際映画界へと足を踏み入れた。『リーサルウェポン4』、『ロミオ・マスト・ダイ』、『キス・オブ・ザ・ドラゴン』などを含む数多くのヒット作に出演し、それまでの中国映画で見せた「武侠」もののイメージとは異なる姿を見せ、ハリウッドでの新しいアクション映画の世界を開拓した。

2002年、李連杰は、張芸謀監督の作品『ヒーロー』出演により、国内外で大きな成功を収め、重厚な演技と優れたカンフーの実力で、再びファンを魅了した。

ハリウッドに進出し、国際的に活躍する李連杰ではあるが、“東方人”の伝統的性格はずっと変わっていない。彼はかつてこう言っていた。「今何をするかを言うことは出来るけど、3年後にはもしかしたら変わっているかもしれない。周りの環境が変わったら僕も変わるだろうから。一生変わらないことはただ一つだけだよ。それは、僕が伝統的な中国人だということだけだ。」

李連杰は、穏やかで意志が強く、自信に満ち、感情を軽々しく表に出さず、冷静沈着な人柄である。中国悠久の武術の奥深さを自ら具現し、李小龍（ブルース・リー）の後継者ともいえる彼は、まさにカンフーとその精神を象徴する国際的スターである。