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ドローンもお手伝い 四川省甘孜蔵族自治州でヤクの大移動

人民網日本語版 2022年11月16日15:12
ドローンもお手伝い 四川省甘孜蔵族自治州でヤクの大移動
標高4千メートルの草原で、ヤクを追い立てながら移動する石渠県の警察官たち(写真提供・甘孜蔵族自治州公安局)。

「網視家園」2022年甘孜州ネット有名人第2回ライブ配信がこのほど、標高が4千メートル以上ある四川省甘孜蔵(カンゼ・チベット)族自治州石渠県で行われた。明け方、同県のネット有名人である呷絨美多さんと呷絨則瑪さんは牧畜民の家を訪れ、荷作りやヤクの数の確認、臨時休憩用のテント設営といった作業を手伝いながら、カメラを通して、ヤクの放牧地移動の全プロセスのライブ配信を行った。人民網が伝えた。

今はちょうど高原の牧畜民たちにとってヤクを冬場の放牧地へと移動させる時期となっている。ヤクの大規模飼育県である同県では、年間を通じて35万頭以上を飼育している。ヤクに関わる産業は同県の特色ある産業であるばかりでなく、幅広い牧畜民たちに恩恵をもたらす民生産業となっている。

牧畜民たちは、牧草の成長するサイクルに従い、家畜を放牧する場所を移動させる。この日は同県長須干瑪郷の牧畜民200世帯以上とヤク1000頭以上が、警察官と補助警察官たちに伴われ、4時間にわたる放牧地移動を無事終えた。

道中、牧畜民と補助警察官たちは共に協力し合い、馬に乗ってヤクを追い立てる警察官もいれば、牧畜民と共にヤクを捕まえる警察官、物資を輸送する警察官の姿も見られた。長須干瑪派出所の扎西郎加警察官によると、今回のライブ配信にはドローンも投入されており、遠隔操作で掛け声をかけてヤクを追い立てたり、サーマルカメラを使ってヤクの動きをモニタリングしたりすることもできるのだという。

ヤクの冬場の放牧地への移動シーズンにおいて、同県の警察官たちは共に移動をサポートするだけでなく、牧畜民に盗難防止やサギ防止、交通安全といった知識のPRも行っているという。(編集TG)

「人民網日本語版」2022年11月16日

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