【東京大学】STEAM教育シンポジウム「日本の学校でSTEAM教育をどう展開するか」

2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化となり、STEAM教育の話題も少しずつ耳にするようになってきたように思われます。

STEAM教育とは?

科学・技術・工学・芸術・数学の5つの英単語の頭文字を組み合わせた造語。
科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)。アート(Art)、数学(Mathematics)の5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた教育理念。知る(探究)とつくる(創造)のサイクルを生み出す、分野横断的な学びです。

東京大学大学院 情報学環 山内研究室は、2020年4月より世界140ヶ国以上でSTEAM教育ソリューションを提供する Makeblock Co., Ltd. から支援を受け、STEAM教育に関する研究プロジェクトを進めています(プレスリリース)。本研究の中間成果を発表するとともに、プロジェクトを通してSTEAM教育に関心のある教育関係者の皆様の輪を広げたい、という思いから「STEAM夜話」という公開研究会を開催してきました。

この度、今年度3回に渡り開催してきた公開研究会の集大成として、「日本の学校でSTEAM教育をどう展開するか」と題して、STEAM教育シンポジウムを開催することを決定いたしました。当日は、板倉寛様(文部科学省初等中等教育局教育課程課教育課程企画室長)、堀田龍也様(東北大学大学院情報科学研究科教授)をお招きして、本研究を率いる山内祐平(東京大学大学院情報学環教授)が司会を務めながら、「新学習指導要領や情報教育とSTEAM教育とのかかわり」についてお話しいただきます。

パネルディスカッションでは、現場でSTEAM教育に取り組もうとしている先生方や、教育関係者の皆様からの質問にお答えしながら議論を行います。お席に限りがございますので、是非お早めにお申込みください。

イベント概要

  • 開催時期:2021年3月20日(土)13:00-15:00
  • 対象:STEAM教育に関心がある教育関係者
  • 定員:500名
  • 場所:オンライン(Zoomウェビナー ※配信URLは、後ほど参加申込者に別途お送りします。)
  • 参加費:無料
  • プログラム:
    • 「STEAM教育とは何か」 杉山昂平(東京大学大学院情報学環特任研究員)、山内祐平(東京大学大学院情報学環教授) (20分)
    • 「新学習指導要領とSTEAM教育」 板倉寛様(文部科学省初等中等教育局教育課程課教育課程企画室長) (30分)
    • 「情報教育とSTEAM教育」 堀田龍也様(東北大学大学院情報科学研究科教授) (30分)
    • 「パネルディスカッション」 司会:山内 パネラー:板倉様、堀田様、杉山 (30分)
  • 主催:東京大学大学院情報学環山内研究室
  • 後援:Makeblock

お申し込みはこちら

研究の内容と成果

本研究プロジェクトでは、以下の3点を研究テーマとして設定しています。

(1)STEAM教育の歴史・概念・実践の整理
(2)日本の初等中等教育におけるSTEAM教育のカリキュラム的位置づけ
(3)STEAM教育・教材の評価方法の開発

(1)において、山内研究室は、まずSTEAM教育の源流であるアメリカの歴史について、続いて韓国と中国のSTEAM教育に関する実践の整理を行いました。また、昨年11月には「学びのSTEAM化」を基本的なビジョンとして掲げる、経済産業省による「未来の教室」事業を担当されている浅野大介様(経済産業省教育産業室 室長)に、「未来の教室」が掲げるSTEAM教育とはどのようなものか、今後展開していくSTEAMライブラリーとはどのような事業なのかについて、ご講演いただく公開研究会を開催しました。また(2)において、Makeblockは、初等中等教育で使用可能なSTEAM教育・プログラミング教育の指導案を無償で提供しています。

 

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