皆さんもうご存じだと思いますが、「悪魔くん」「ゲゲゲの鬼太郎」「河童の三平」で有名な水木しげるさんが永眠されました。

水木さんといえば当然、私にとっては1966年の実写「悪魔くん」です。この番組を見て、金子光伸くんが初恋の人となりました。番組はとっても怖かったですが、妖怪などの神秘的な世界の中で悪者をやっつけるという正義感が大好きでした。悪魔くんに関しては、とてもひとことでは説明できません。

また私はゲゲゲの鬼太郎も大好きで、必ず見ていました。
オトナになって英語を大学生に教えた時、テキストとして鬼太郎の英語版を使ったこともあります。しかし水木さんで衝撃的だったのは、10年前に読んだ「水木しげる伝」での、戦争のことでした。あまりに物凄くて、言葉を失いました。当時、若者の自殺が多かった時、水木さんは「僕の自伝を読めば、自殺は留まってくれると思う。」と言っておられました。

平山先生からも、水木さんのことをいっぱい聞きました。
朝ドラの「ゲゲゲの女房」は、私の中で最高の朝ドラでした。「悪魔くん復活！」のエピソードは、死んでも忘れないでしょう。

本当に、沢山の素晴らしい名作を出していただき、どうもありがとうございました。あちらでどうぞごゆっくり、お休みください、と言いたいですが、あちらでも漫画を描き続けておられるような気がしてなりません(笑)

下記の写真は、水木さんと悪魔くん役の金子光伸くん、メフィスト役の吉田義夫さん、当時の子役の方と妖怪ガンマーです。
この写真を見ながら、水木さんのご冥福をお祈りするとともに、金子光伸くん、吉田義夫さん、潮健児さん、また悪魔くんの制作にかかわった天界にいらっしゃる方々のご冥福もお祈り申し上げます。