ヒナギク

和  名 : ひなぎく(雛菊)
英  名 : Common daisy,Daisy,English daisy
学  名 : Bellis perennis
別  名 : デージー
別  名 : チョウメイギク(長命菊)
別  名 : エンメイギク(延命菊)
科  名 : キク科
属  名 : ヒナギク属
種  類 : 常緑多年草
花  期 : 冬〜春
原産地 : 西ヨーロッパ
撮影日:2009年12月05日
撮影場所:横浜市神奈川区・三ツ沢公園
草丈10〜20cmの常緑多年草です。

日本には明治時代初期に渡来しました。

茎には僅かに微軟毛と剛毛があります。

葉は根生し、ロゼット状で、葉柄は長く、翼があります。

葉は長さ2〜6p、幅1〜3pの箆状で、縁には鋸歯があります。

花茎を伸ばし、茎頂に直径2〜3cmの頭花を1輪だけ咲かせます。

花は周囲の白色の舌状花と中心部の黄色の筒状花からなります。

舌状花は雌性で、筒状花は4〜5裂します。

花径は多様で、7〜8cmの「大輪」、4〜5cmの「中輪」、2〜3cmの「小輪」に分かれます。

舌状花の色は原種は白色ですが、赤色,赤紫色,ピンク色等の豊富な花色の園芸品種があります。

原種は一重咲きですが、園芸品種には、半八重または八重咲きがあり、舌状花は平弁のものと管弁のものがあります。

原種は白色の一重咲きでしたが、16世紀頃から現在の主流となる八重咲き品種が作出されました。

果実は痩果です。

和名は、可愛らしいキク(Chrysanthemum morifolium)の仲間という意味です。

別名のチョウメイギク,エンメイギクは、長い間花が咲き続けることに由来します。

英名のDaisyは、陽の光を受けると花を開き、曇の日や夜は閉じる性質と、太陽を思わせる花形が合わさって、陽の目を意味する「Day’s eye」が語源になっています。

ヨーロッパやアメリカでは葉や花が食用にされることもあります。

イタリアの国花に指定されています。

属名の「Bellis」は、ラテン語の「bella(可愛らしい)」が語源です。花の雰囲気を表しているのでしょうか。

種小名の「perennis」は、「永遠に終わらない」という意味です。
撮影日:2009年03月07日
撮影場所:横浜市神奈川区・三ツ沢公園
撮影日:2007年12月15日
撮影場所:横浜市神奈川区・三ツ沢公園
撮影日:2009年03月07日
撮影場所:横浜市中区・
港の見える丘公園
撮影日:2007年03月03日
撮影場所:鎌倉市・大船フラワーセンター
撮影日:2009年12月05日
撮影場所:横浜市神奈川区・三ツ沢公園

Last Update : 18/03/05
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