チチコグサモドキ / ウラジロチチコグサ ( キク科チチコグサモドキ属 )

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チチコグサモドキ は、熱帯アメリカ原産の帰化植物で、荒地や道端などに生育する1~2年草です。 大正末か昭和の初めに入ったとされ、今では国内の各地で広がっています。
茎は基部近くで分枝して直立し、高さ10~30cmになります。 根生葉はロゼット状になり、葉身はへら形で、花期に入っても残ります。 茎葉は互生し、葉身はへら形から倒披針形で、先は丸く、先端が小さく尖ります。 葉の基部はわずかに茎に流れ、葉縁は細かく上下に波打ち、両面に白い綿毛がつきます。 ハハコグサよりも葉の幅は広く、質は薄くなります。

花期は4月から秋まであり、茎頂や上部の葉腋に、数個の頭花の塊りをつけます。 頭花の色は薄い褐色で、先が急にすぼまり、下部は柔らかな白い綿毛に被われます。 頭花の基部には小さな苞葉がつき、頭花の塊りは隙間を空けてつき、全体としては穂状に見えます。 冠毛は基部が合着して、痩果からはずれても、リングのままの状態で残ります。
チチコグサモドキ
Gamochaeta pensylvanica
syn.Gnaphalium pensylvanicum
属名:Gamochaeta 、結婚 gamos + たてがみ chaite、冠毛が基部で合着しているから。
シノニム属名:Gnaphalium 、一握りのむく毛 gnaphallon から。フェルトの元になった言葉。
種小名:pensylvanica 、ペンシルバニアの 。pensylvanicum は、同義。

ウラジロチチコグサ 裏白父子草 は、南アメリカ原産で、日当たりの良い荒地や道端などに生育する多年草です。 昭和40年代後半 ( 1970年代 ) に確認されたという比較的新しい外来種で、本州から九州に範囲を広げています。 草丈50cm以上になり、ときには一面に繁茂します。 茎は基部からよく分岐して、茎を叢生し、いったん横に這ったのちに直立します。
葉質はチチコグサモドキよりも厚く硬く、葉の表面はほぼ無毛で光沢のある濃緑色、裏面と茎には白毛が密生して、緑を帯びた白色になります。 根生葉の葉身は倒披針形で、開花期まで残ります。 茎葉は幅の狭い倒披針形から長楕円形で、縁は上下に波うち、基部はやや茎に流れます。

花期は5~9月と長く、花序は茎の上部に穂状にまとまってつきます。 頭花は、開花前は赤紫色で、開花すると茶褐色に変ります。 果実は痩果で、冠毛は基部で合着し、痩果からはずれてもリングのまま残ります。 短いストロンを出して、株を作るという、栄養繁殖も行います。

ウラジロチチコグサ
Gamochaeta coarctata
syn.Gnaphalium spicatum
種小名:coarctata 、密集した coarctatus  という意味。
シノニム種小名:spicatum 、穂状花のある 。

2005.-2014.-2021.04.11.Re

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