カメムシ目 トコジラミ下目 トコジラミ上科 ハナカメムシ科
oder HEMIPTERA Infraorder Cimicomorpha Superfamily Cimicoidea family Anthocoridae

ナミヒメハナカメムシ Orius (Heterorius) sauteri

1.7〜2.0mm
♀のみ成虫越冬
平地〜低山の草地、農耕地
【1】成虫。2007.2.9福岡市早良区にて採取、自宅にて撮影。NICON COOLPIX7900
■形態
●体は頭部の中葉が突き出した楕円型で、全体は光沢のある黒色。
●西日本に多い前翅が楔状部を除いて淡黄褐色の通常(淡色)型と、北日本に多い全体が黒化する暗色型がある。
●脚は淡褐色で、腿節は暗化しない。
■採餌
●捕食性。
●雑草や作物上に普通に見らる。
■繁殖
●メスの成虫のみがケヤキ等の樹皮下で越冬する。
■備考
●異称:ヒメハナカメムシ
■分布
●北海道、本州、四国、九州、利尻島、礼文島、千島に分布。
●ロシア極東部、朝鮮半島、中国にも分布。
■九州の事例
【室見川】1月〜3月に室見川の広範囲のケヤキの樹皮下で越冬個体を確認。

【2】成虫。腿節は暗化しない。2007.2.9福岡市早良区にて撮影。NICON COOLPIX7900

室見川の野鳥版「デジタルカメムシ図鑑」
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